楽天の田中将大投手が登録抹消。なぜ衰えたのか?年俸の推移と共に成績を追ってみた。

tanakamaai スポーツ

楽天の田中将大投手が選手登録を抹消されたことが、30日明らかになりました。

今江敏晃監督は「総合的に含めて判断しました」と話しており、今季のレギュラーシーズンでの登板は終了となることが決まりました。

2013年には、楽天大エースとして日本シリーズ初制覇に貢献し、メジャーリーグでも活躍していた田中将大投手ですが、最近の成績はあまり良くありません。

ネットでは、急速に衰えたとの意見があったため、年俸推移と共に成績を調査しました。

   

田中将大投手のこれまでの成績

産経新聞より引用

田中投手のこれまでの成績は、下の表のとおりです。

特に2013年の成績は驚異的で、28試合に登板して敗戦は0と圧巻の成績です。
この年チームも初の日本シリーズ制覇を成し遂げています。

年度所属チーム防御率勝利数敗戦数登板数
2007楽天3.8211728
2008楽天3.499725
2009楽天2.2215625
2010楽天2.5011620
2011楽天1.2719527
2012楽天1.8710422
2013楽天1.2724028
2014NYY2.7713520
2015NYY3.5112724
2016NYY3.0714431
2017NYY4.74131230
2018NYY3.7512627
2019NYY4.4511932
2020NYY3.563310
2021楽天3.014923
2022楽天3.3191225
2023楽天4.9171124
2024楽天7.20011

 

 

田中将大投手の年俸推移

田中将大投手の年俸は以下のように推移しています。

メジャー復帰後は日本人歴代最高年俸を記録しましたが、その後は年々マイナスとなっています。

年度推定年俸差額
20071,500万円28
20086,000万円+4,500万円
20099,500万円+3,500万円
20101億8,000万円+8,500万円
20112億円+2,000万円
20123億2,000万円+1億2,000万円
20134億円+8,000万円
20142,200万ドル(約23億1,000万円)ニューヨーク・ヤンキースと7年総額1億5,500万ドルで契約
20152,200万ドル(約23億1,000万円)
2016
2,200万ドル(約23億1,000万円)
2017
2,200万ドル(約23億1,000万円)
2018
2,200万ドル(約23億1,000万円)
2019
2,200万ドル(約23億1,000万円)
2020
2,200万ドル(約23億1,000万円)
20219億円
20229億円0
20234億7,500万円-4億2500万円
20242億6,000万円-2億1500万円

  

 

田中将大投手は、なぜ衰えた?

東京中日スポーツより引用

田中将大選手は2024年現在、36歳であり、衰えには年齢的な側面ももちろんあると思います。
他にはどのような理由が考えられるのか調査しました。

日本プロ野球のレベルが上がったこと

理由の1つとして、日本プロ野球のレベルが上がったことが挙げられていました。

例えば、日本プロ野球の投手の平均球速は田中選手が渡米する前後で、141.2km → 146.1kmと約4kmも上がっており、対峙するバッターのレベルもそれだけ上がっているという事実があります。

33歳で復帰した田中投手にとって日本プロ野球界で、以前のように活躍することは難しかったのかもしれません。

ヤンキース時代の怪我

田中将大投手が衰えた理由として、ヤンキース時代の怪我があると言われています。

ヤンキース時代に右ひじを痛めた田中投手は、手術は行わず、保存療法を選択しました。
その結果、右ひじを庇うような投球を強いられ、かつてのような力強いストレートは投げられなくなったということです。

日本とメジャーとの性格の違い

理由として最後に挙げるのは、日本球界とメジャーリーグとの性格の違いです。

田中投手はメジャーリーグ時代に、高めのストレートを武器として使用していました。
これが、日本球界復帰後に通用していないという意見です。

データで見ても日本復帰後の田中投手はストレートを打ち込まれることが多く、日本球界では高めのストレートが武器として機能していないという意見がありました。

 

 

まとめ

産経新聞より引用

今回は、30日に発表された田中将大投手の選手登録抹消について、田中投手が日本球界復帰後に衰えてしまった理由を調査しました。

合わせて、成績と年俸の推移についても確認したことで、やはり日本球界復帰後に衰えているという風に感じました。

斎藤佑樹投手と投げ合った甲子園決勝は今でも語られるほどの伝説的な試合でした。
その田中投手も、もう36歳ということでベテランとなりました。

田中投手自身はインタビューで「こんなピッチングしてますし、チームの状況もあるので分からない。どうであれ、スキルアップのために一日一日磨いていきたい」と語るなど、引退についてはまだ考えていない様子。

これから再起されることを期待しています。

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